【マンガ制作知識】おさえておきたい画像の設定~解像度とカラーモード~

アイキャッチ 解像度とカラーモード

ご覧いただきありがとうございます!
フリーランス漫画家のすずつかしおりと申します。

今回はマンガ・イラストをデジタルで作成するときに気を付けたい設定について紹介します。
デジタルで作成したマンガやイラストを印刷したとき、非常に粗い画像になっていたり、色が画面で見ていた色と全然違っていたり…といった経験はありませんか?
そんなトラブルが起きないように画像の設定について知っておくのは大切です!
参考になれば幸いです!

【使用用途によって適切な設定がある】

マンガ・イラストを制作したあと、どうやって使うかで適切な設定は変わってきます。
マンガだと

  • 印刷して本にする
  • SNSにアップする
  • マンガ動画にする

などの使い道が考えられると思います。

上手く設定できていないと綺麗に印刷できなかったり、データが重すぎてWEBで見るのに不便だったり、せっかく作ったマンガを良い形で届けられなくなってしまいます
今回は画像の設定の中で特に気を付けたい「解像度」と「カラーモード」についてご紹介します!

【画像の解像度について】

まずは画像の解像度についてです。

画面で見たときには綺麗だったのに、印刷したら粗くなってしまった」というときは解像度が低い画像になっていることが考えられます。
どうして印刷するには高解像度の画像でなくてはいけないのか?については下記の記事が参考になりました!

解像度ってなに?入稿時に必要な解像度についての豆知識【その1】
...

解像度は「dpi」という単位で表され、カラー印刷の場合は350dpiモノクロ印刷の場合は600dpi以上が良いとされています。

どんな画像も高解像度で作ればよいのでは?」と思うかもしれませんが、解像度を上げる=ピクセル数が増えるのでデータは重くなります
WEB上で見るだけなら解像度の高い画像にする必要はありません。WEBで見る場合の解像度は72dpiが一般的です。

一度低解像度で作成した画像を高解像度にすることは基本的にできないので注意しましょう!

【画像のカラーモードについて】

続いて画像のカラーモードについてです。

画像の色を表現する際に使われる方法にはいくつか種類があり、カラーモードと呼ばれます。
主なカラーモードは「RGB」と「CMYK」です。
RGBは主にPCモニターやテレビで見るものに、CMYKは印刷物に向いたカラーモードになります。

画面で見た色と印刷物の色が違う」というときは、画像をRGBのカラーモードで制作したことが考えられます(彩度の高い鮮やかな色がくすんで見える場合が多いです)。

【まとめ】

マンガやイラストをお仕事にしたい方はもちろん、趣味で制作をされる方も画像に関わる知識を持っておいて損はないと思っています。
作品を一番良い形で届けるためにもぜひ気を付けてみてください!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました